既存研究とその整理

ピクチャを用いた調査体系

 タイプ1:ピクチャを調査時に提示するもの

      目 的:ピクチャにより調査の意図が明確化することを目的として

          ピクチャを補助的ツール使用している。

      具体例:商品デザインや広告等の視覚要素を評価を回答者にして

          もらうときに用いたり、言語的表現では伝えづらい概念や

          考え方が含まれている場合に使用される。

 タイプ2:調査協力者が調査の設問に対してピクチャで回答するもの

      目 的:ピクチャによる回答により調査者と協力者のコミュニケーショ

          ンで生じるエンコード、デコードによるバイアスを除く

      具体例:調査設問に対して、調査協力者にピクチャを描いたり、

          撮影したり、選んだりするように依頼。

          これらは心理学や文化人類学の手法を適用したもの

          1980年代からのライフスタイル調査でも見受けられる。

 タイプ2の先行研究として

 桐山(1992)「お正月料理のファッションリサーチ」『マーケティングリサーチ

        最前線』同文館

 桑原(1999)『ポストモダン手法による消費者心理の解読』 日本経済新聞社

 Zaltman, G. (2003), How Customers Think, Harvard Business School Press

                          等がある